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水鉢台石の上に115cmばかりの船形光背の如意輪観音菩薩坐像。
「元禄三(1690)庚午天」の建造。
上部に日月の陰刻。輪光背持ちの主尊。水鉢台石前面に2鶏(線刻)と三猿。
光背左右に銘。「元禄三庚午天十一月十一日」「(欠損)當二世安楽処」
蓮台に「(不明)/同廿人/十四人/神谷村」の陰刻
主尊が地蔵菩薩や観音菩薩の庚申塔は青面金剛や文字だけの庚申塔より古い時代に多いといわれている。
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船形光背上部に日月(どちらも丸)の陰刻が見える。
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水鉢台石の前面には左右に鶏の陰刻、中央に三猿(不言、不聞、不見)の浮彫。
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当寺には四臂(蓮華と法輪持ち)の如意輪観音を主尊とする庚申塔がある。
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