小さいながらもしっかりとした造りです
薬王山 明光寺 あきる野市伊奈1463
JR五日市線・武蔵増戸駅の西南西約800mにある臨済宗のお寺です。
古い石仏が数体と寺号を刻んだ真新しい石柱が寺への参道だと知らせてくれます。
参道右手は砂利を敷いた駐車場で、それを過ぎると右奥に鐘楼と客殿?、左に六地蔵雨屋、その奥正面に庫裏と本堂となっています。
墓地は本堂裏に展開します。
雨屋の中には像高45cmの小さな六地蔵が安置されています。
像容と台石に刻まれた地蔵名は左から数珠(地持)、宝珠に錫杖(鶏兜)、幢幡(宝印)、合掌(宝陵)、宝珠に施無畏印(陀羅尼)、柄香炉(法性)です。
持地地蔵の台石の側面に「昭和四十八年秋吉日」奉造とありました。
灰色の柔らかそうな石質の石で造られています。法衣の襞などは簡略化して彫られています。しかし、手や持物、顔は丁寧に造られています。幢幡の飾りには「六道能化」の文字が入っています。
少し短めの法衣の裾から足先がしっかり出ています。
小さな体に涎掛け、毛糸の帽子に襟巻きをしっかりつけてもらっていました。
(2020.02)
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