丁寧に手足の爪まで彫り込まれていました
興國山 真城寺 あきる野市上代継344
JR五日市線・秋川駅の南西1200mほどのところにある臨済宗のお寺です。
駅の西を通る首都圏中央連絡自動車道に沿って南下します。睦橋通りを西に、白滝神社、八雲神社に入る道を南下、神社の裏手に回り込んだところです。
右手に寺号を刻んだ石柱、左に大きなしだれ桜のある参道を入ると、正面に鐘楼、左に六地蔵雨屋、奥に本堂、参道の右途中から鐘楼、本堂を越えて境内右奥に墓地が広がっています。
六地蔵は建造年はわかりませんが、新しいものと思われます。
像高は75cmです。像容と地蔵名は左から数珠(地持地蔵)、宝珠に錫杖(鶏兜地蔵)、経巻(宝印地蔵)、合掌(宝陵地蔵)、宝珠に施無畏印(陀羅尼地蔵)、柄香炉(法性地蔵)となっています。 禅宗系のお手本(儀軌)に沿った持物と名前では「幢幡(宝印地蔵)」になっているのですが。
鑿痕はやや硬めですが、手足の指先の爪まで丁寧に彫ってありました。
参道奥の鐘楼手前にも大きなしだれ桜があり、あきる野市の天然記念物に指定されています。
(2020.11)
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