像高60cmの新しい六地蔵
金玉山 正光寺 あきる野市舘谷84
JR五日市線・武蔵五日市駅の東800mほどのところにある時宗のお寺です。
五日市街道を東に行き、五日市橋信号を右に入ったところです。
左右に灯籠が建つ石段を登ると山門です。右に弁財天堂、鐘楼、正面に本堂、左に墓地となっています。
六地蔵は山門と弁財天堂の間、弁財天を背にした雨屋の中に納まっています。
建造年はわかりません。像高は60cmです。
像容と地蔵名は左から宝珠に施無畏印(預天賀地蔵)、柄香炉(放光王地蔵)、合掌(金剛幢地蔵)、経巻(金剛悲地蔵)、数珠(金剛寶地蔵)、宝珠に錫杖(金剛願地蔵)です。
左から4番目は房が長く幢幡かとも思いましたが・・。
墓地入口に2基の「寒念佛」の石塔がありました。
「寒念仏」とは、僧が1年でもっとも寒さの厳しい小寒から節分までの30日間にわたり、明け方に山野に出て声高く念仏を唱えることで、のちには俗人も同行者を募ったりして、寒夜、鉦(かね)を打ちたたいて念仏を唱え、家々の門前で報謝を請い歩いたのだそうです。
墓地には大きなイチョウの木があり、見事に紅葉していました。
(2020.11)
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