「宝暦」年代の六地蔵?
高田山 賓積寺 昭島市郷地町1-13-3
奥多摩街道を挟んだ南北に数軒のお寺があります。その中で、JR立川駅から最も近いバス停・西郷地の南300mほどのところにあるのが、この天台宗のお寺です。
東向きの山門を入ると、正面に本堂、左に古いお堂が建っています。間の道が墓地の入り口で、水桶置き場の裏に六地蔵を祀る雨屋があります。
新しい涎掛けを着けてもらった六地蔵はかなり古いものと思われます。六体とも頭部が破損して修復してあるため、元の表情はわからなくなっています。
胴体も持物の部分が破損していたりします。
像容は左から数珠?、拱手?(写真)、合掌、両手で香炉、蓮華、宝珠に錫杖の姿です。
左端の台石に銘があります。「??????? 念佛講中 十月吉日」で元号のところが読めません。見方によっては「宝暦(1751-1761)」のようにも見えるのですが。
像高は50cmです。
六地蔵の左手に「赤毛馬頭観世音」と刻まれた三角柱が建っていました。文字だけの石碑は愛馬供養のものが多いと言われます。きっと<赤毛>の綺麗な馬だったのでしょう。
少し頑張ればもう1ヶ寺訪問できたのですが、あまりの暑さに、早々に引き上げました。
(2019.08)
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