ここにも各人各様の六地蔵がありました 金峰山　 廣福寺　昭島市福島町2-14-7 臨済宗のお寺。 奥多摩街道沿いの玉川小学校の南北に六地蔵を持つ二つのお寺があります。最寄りはJR立川駅からのバス停・玉川小学校になります。 奥多摩街道の南350mほどの所、多摩大橋通りと福島通りの間にあります。JR五日市線・東中神駅からは直線距離500mばかりです。 境内は東西に広い敷地で、南の石段のある山門を入ると正面に本堂、右に庫裏、左に鐘楼となっています。東南角にある入口が広く、すぐに庫裏に通じています。 鐘楼と本堂の西側は見通しが効きませんが、奥に広大な墓地があります。 六地蔵は墓地入口の本堂側に並んでいます。中央に阿弥陀如来を主尊として左右に三体ずつ、それぞれの表情をして墓参者を出迎えます。 像高は阿弥陀如来が約80cm、六地蔵が約70cmです。像容は左から宝珠に錫杖、両手で宝珠、数珠、（与願印と施無畏印）、合掌、幢幡、施無畏印に香炉です。 台石の裏の銘によれば平成四年七月の造立のようです。 この、それぞれの顔の向きと表情が異なる六地蔵は何度か見ていますが、最も良く似ているのは港区の玉鳳寺の六地蔵です。 主尊はありませんが、全体の造りもさりながら、招き猫の手のような施無畏印に香炉の姿の地蔵はそっくりです。 六地蔵の北の丘には百地蔵を祀った一角がありました。 梅雨明けと思われる暑さの中の訪問でした。 （2019.07） 六地蔵巡りに戻る