image

黒い法衣を着け、戯けた姿の童六地蔵

法臺山  大泉寺  八王子市大和田町7-13-1

JR八王子駅の北1.5kmのところにある曹洞宗のお寺です。
西東京バスの八王子郵便局停留所が最寄りです。桑名三木通りをヒヨドリ山道に向かわないで、大和田暁通りの交差点を左折してすぐの山道に沿う道を登るとひよどり隧道の上に出ます。
右手の宗教団体の教会の裏手が大泉寺です。
寺号を刻んだ石柱と石段があり、正面が庫裡、左の赤屋根が本堂です。墓地はその左奥です。
庫裡の前は木立に囲まれ、石のテーブルとベンチのある休息所となっていますが、その横手に可愛い六地蔵が並んでいます。
円光背を持った童地蔵で、六体それぞれに横を向いたり、招き猫のように手をあげたり、首を傾げたりと仕草と表情に富んでいます。
面白いのは、法衣の袖と円光背の縁と裏が黒くなっていることです。
これは着色したものではなく、材料の石の模様をうまく利用して作られているようです。
そのため色の濃さはそれぞれ異なっています。
像高は65cmで、像容は左から宝寿に錫杖、数珠、経巻(幢幡?)、両手に宝寿、施無畏印に宝寿、合掌です。施無畏印の手が招き猫の手に似ています。 (2023.06)

六地蔵巡りに戻る