庚申塔に導かれて枝垂桜と六地蔵に
独峰山 高楽寺 八王子市狭間町1868
JR線、京王線高尾駅の南東6~700mのところにある真言宗の寺院です。
「桜姫」と呼ばれる樹齢200年、高さ15m、枝の周囲40mにもなる大きな紅枝垂れ桜で知られるお寺で、訪問時はほぼ満開の季節で、大勢の人が訪れていました。
桜の下をくぐり抜け、本堂右手に墓地に入る木戸があります。
墓地は左奥の丘の上にあり、そこに続く石段に沿って六地蔵が祀られています。
地蔵は高さ28cmの六角柱台石と14cmの蓮台の上に安置されています。地蔵像の高さは60cmとそれほど大きなものではありません。
像容は左(上)から宝寿に錫杖、柄香炉、宝寿に施無畏印、合掌、数珠、両手で宝珠の形です。
建造の年月は不明ですが、比較的新しいものです。
それぞれの台石の正面には「狭間町・○○○○」などと施主の銘が刻まれています。
このお寺は当初、訪問対象になっていなかったのですが、近くの小さなお堂の庭に、珍しい有蓋四角柱庚申塔があるのを知り、その取材の帰りにここの六地蔵と枝垂桜に出会うことになりました。(2023.03)
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