新旧二組の六地蔵が一列に並んで
桃源山 龍泉寺 八王子市長房町16
JR西八王子駅の北西1km弱のところにある浄土宗のお寺です。
北口を出て西八王子駅西の交差点を広い歩行者専用道路を北西に進み、南浅川にかかる五月橋を渡って急坂を登ると山門、石段の奥に朱色の屋根の本堂が見えます。
墓地は本堂の左(南西側)に大きく広がっています。
墓地の南の壁に沿って新・旧の六地蔵が一列に並んでいます。
向かって左はやや小振りの古い六地蔵です。その右手に新しい立派な基壇、石柱台、蓮台に乗った六地蔵が奉納されています。
旧六地蔵は損傷が激しく持物や表情が分かりづらくなっています。
像高は57cmで、像容は左から拱手?、合掌、数珠、柄香炉、蓮華?、宝寿に錫杖となっています。
新六地蔵は像高は63cmですが、一段高い基壇と高さのある石柱台に乗っていますので、大きく見えます。
像容と刻まれた地蔵名は左から宝寿に施無畏印=日光(地蔵)、宝寿に錫杖=除障、柄香炉=持地、合掌=宝印、幢幡=宝寿、数珠=壇陀となっていました。
古い地蔵はそれぞれ少し異なる表情を持っています(写真右上)が、新しい地蔵はほとんど同様の端正な顔立ち(写真右下)でした。
(2023.06)
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