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二種類の石材に見えますが一揃いの六地蔵?

金剛山 正福寺 東村山市野口町4-6-1

臨済宗のお寺。西武新宿線・東村山駅の北西800mのところにあります。都道128号線を野口町4丁目から北に入り、正福寺通に突き当たれば山門です。
正面に地蔵堂、右手参道に十三仏石像が並び、その奥が本堂です。
墓地は広い境内の西3分の2の広さがあります。
六地蔵は地蔵堂の手前から墓地への入り口、雨屋の中に納まっています。
石材の質が二種類、寸法も右端の地蔵がやや大きいのですが、一揃えの六地蔵と見ていいように思います。
像高は5体が67cm、1体が73cmです。像容は左から幢幡、如意、宝珠に錫杖、宝蓋、合掌、柄香炉です。
彫りは全体に浅めで、持物は小さ目に造られています。
石柱台には「奉建立六十六部供養」、「念仏講中 男女合○二人」などの銘が、年号としては「享保」がかろうじて見えました。
十三仏石像は比較的新しいもののようです。1体ごとに名札付き台石を敷き、その上に130cmの石像が置かれている立派なものです。13体並ぶと壮観です。
墓地の南西角には屋根付き石柱庚申塔が一基祀られています。屋根と塔身で130cmあります。
かなり風化が激しく、青面金剛の顔は完全に剥落しています。合掌型一面六臂の青面金剛が邪気を踏みつけています。その下に三猿。「享保六辛丑(1721)」年建造ののようです。
地蔵堂は<正福寺地蔵堂>の名称で禅宗様建築の代表的遺構として国宝建造物に指定されています。 寺の案内板には通称の<正福寺千体地蔵堂>と紹介されています。 (2020.10)

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