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山門横に有蓋六面塔六地蔵、竹垣を背に丸彫六地蔵

石澤山愛染院 蓮華寺 東大和市芋窪3-1603

真言宗のお寺です。多摩モノレール・上北台駅の北1kmのところにありますが、他寺訪問の都合でJR立川駅からバスで延々28停留所、青梅街道側から歩きました。
都道43号に面し、立派な塗り壁のある寺院です。山門を入ると正面に本堂、その左に唐破風を持った客殿?、さらに寺務所があり、本堂右手に大きな修行姿の弘法大師像が建ち、その右手裏に竹垣に囲まれた一画に住職関係の?墓地があります。それ以外に墓地は見当たりませんでした。
本堂、事務所の裏手は幼稚園になっています。
有蓋六面塔六地蔵は山門右の通路沿いに植木垣を背にして、浮彫地蔵石柱、丸彫地蔵立像とともに安置されて、参詣者を出迎える形になっています。
有蓋六面塔は基壇も含めて170cmくらいの高さがあり、柱の部分は75cm、像高は50cmです。
像容は正面から右に宝珠に錫杖、法外、数珠、裏面が合掌、柄香炉、幢幡となっています。地蔵の部分は泥布巾で拭いたように色が変わってしまっており、浮彫も目詰まりしたようになっています。
六角の台石には多くの人名が刻まれていますが、建造年を読み取ることはできませんでした。
弘法大師像の右の竹垣を背に丸彫の六地蔵が主尊の水子地蔵を中央にして祀られています。
昭和五十五年に建てられたもので、中央の水子地蔵は蓮台込みで147cm、六地蔵は97cmの像高です。
像容は左から幢幡、柄香炉、合掌、(赤子に施無畏印)、数珠、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖の姿です。
造りに特に変わったところはありませんが、表情が少し厳しいようです。
檀家の墓地はどこにあるのでしょうか。(2019.04)

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