image image

日本のイチョウの大木に護られて

本宿共同墓地 府中市西府町3-4

JR南武線・西府駅の北600歩の所にある共同墓地。新府中街道に面しています。
入口を入ると左手に2本のイチョウの大木があり、その下に庚申塔と石灯篭が建っています。
イチョウの左奥にコンクリートのお堂があります。正面奥から右手街道沿に墓地が広がります。 イチョウの左、お堂に向かって無縁塔があり、無縁塔を背にして(道路に向かって)六地蔵を含む八体の地蔵像が並んでいます。
左側の塀寄りから六地蔵、やや大きな地蔵立像、それに地蔵坐像です。
六地蔵は石柱台の銘によれば「享保十七(1732)年」の奉納のようです。頭部補修のものがほとんどなので誤差がありますが、像高は63cm(蓮台込みで78cm)です。
像容は左から合掌、如意、幢幡、宝蓋、柄香炉、宝珠に錫杖となっており、像高85cmの地蔵は宝珠に錫杖、坐像地蔵は合掌の姿です。
かなり広い墓域ですが、新府中街道の工事で道路幅分(墓域の3〜4割?)削り取られたとのことのようです。
イチョウの紅葉の時期に訪れていれば、こんな殺風景な写真を撮らずに済んだのに、と思うと少し残念です。
隣接するような近くに武蔵府中熊野神社古墳がありましたので、寄って帰りました。 (2019.02)

六地蔵巡りに戻る