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陰刻の光輪を持つ一石六地蔵

泰明山寶性院 薬師寺 府中市是政2-7-13

西武多摩川線・是政駅の北東400mの所にある真言宗のお寺。新小金井街道が北に折れて中央自動車道とぶつかる手前です。
新小金井街道から入る参道の右手には古い神社の社があります。
左右に石柱の建った山門の内側は、正面に本堂、右に庫裏、左は等間隔に植えられた樹木に仕切られた二区画の墓域があります。
本堂の前側の屋根は板葺き?がかなり傷んだ姿を見せ、前庭も冬枯れの寂しい景色です。
六地蔵は山門の左、外壁を背にして祀られています。新しく造立されたものらしく、立派な台石とともに境内の雰囲気とは異なった空気を醸し出しています。
天地63cm、左右220cmの一枚石に円光背を持った六地蔵が浮き彫りされています。像高は56cmです。台石にもどこにも銘がありませんので造立年はわかりません。
像容は左から柄香炉、宝珠に施無畏印、幢幡、数珠、合掌、宝珠に錫杖となっています。
本堂裏にかなり広い墓地があるようなのですが、入口がわからず入れませんでした。 (2019.02)

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