一体に巧妙な修復が施されています
柚井山 真福寺 福生市熊川309
JR青梅線、西武新宿線・拝島駅の西方1000mの所にある真言宗のお寺。
睦橋通りの睦橋東信号の手前(東)で、山門は陸橋通りに面しています。
山門右側、外壁に沿って古い丸彫地蔵立像、田沢氏の墓案内碑、庚申塔があり、左壁に沿って六地蔵が
並んでいます。
六地蔵は中央に香炉花立を挟んで3体ずつ祀られています。像高は68cmで、像容は左から幢幡、柄香炉、合掌、数珠、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖です。
台石には地蔵名が刻まれていますが宝性地蔵、?、法印地蔵、放光地蔵、?、?と三つしか読めませんでした。
左から2番目の台石の側面には「弘化三(1846)」「熊川念仏講?/柚井山住?/明?」の名が刻まれていました。
右から2番目の宝珠に施無畏印の地蔵は、足先と左手の部分を除いて石質も彫り方も異なっています。
(写真右)
どのような方法が取られたのかわかりませんが、修復の手が加わっているのは明らかです。
山門右手の庚申塔は塔身正面には種字(主尊不明)と「庚申塔」の文字だけです。凹凸の激しい台石にはなんとなく三猿がいるように見えます。
側面には「寛政七乙卯 (1795)正月吉日」「武州多摩郡熊川村講中」とありました。
(2020.10)
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