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姿勢の異なる六地蔵です

清戸山 長源寺  清瀬市下清戸4-406


曹洞宗のお寺です。
西武池袋線・清瀬駅の北東約2km。志木街道沿いに二つのお寺があります。下清戸信号の西の一角を占めています。
石柱門を入ると右手に唐破風をもつ客殿があり、正面に本堂があります。本堂の左と裏が墓地になっています。
六地蔵は本堂左手前、墓地との境に植えられた孟宗竹を背にして建っています。
石柱台、厚めの敷茄子を持つ蓮台の上に立っています。敷茄子の正面には図柄が彫られています。
石柱台の一つの前面に「念仏講中」、側面に「天明二(1782)」が見えます。
像容は左から柄香炉、数珠、宝珠に錫杖、宝蓋、幢幡、合掌で、像高は65cmです。
頭部はやや角ばった形で顎のしっかりした顔です。首の後ろは僧綱襟がしっかり立って隠されています。
約250年前の建造ですが、顔面の肌は少し荒れ、修復が見られますが、像全体はほとんど破損もなく保たれていました。
唐破風をもつ客殿は、幅四間に亘ってはめられた木戸には釣鐘型の連子窓(格子窓)があり、風格のある建物となっていました。
また、六地蔵の背後や本堂横の太く育った孟宗竹群は、普段あまり目にしないので、力強さが迫ってくるようでした。 (2019.11)

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