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姿勢の異なる六地蔵です

安松山 全龍寺  清瀬市中清戸1-524-1


曹洞宗のお寺です。
西武池袋線・清瀬駅の北東約1km。清瀬駅からのバスで水天宮前が最寄りの停留所です。
都道40号(志木街道)に面して寺号を刻んだ石柱と安産子育守護地蔵尊を祀った祠との間の参道を入ります。
境内の北側に普門閣斎場、寺務所、本堂などの堂宇が建ち、南は駐車場と墓地になっています。鐘楼は駐車場と墓地の境目に建っています。
駐車場と墓地を仕切る壁沿いに観音菩薩を中心に十六羅漢像が並び、その横に三界万霊等(塔)が築かれています。
六地蔵は三界万霊等の最前列に祀られています。
像高はやや大きく83cmあります。像容は左から数珠、合掌、宝蓋、幢幡、宝珠に錫杖、両手で香炉となっています。
造りの特徴は、普通に真っ直ぐな姿勢の地蔵と前屈みな地蔵とが、割とはっきり造り分けられていることです。
写真は左の数珠持ちと右の宝蓋持ちの地蔵は普通の姿勢、中の合掌と幢幡持ちの地蔵は前屈みの姿勢です。
持物によって表情がやや俯き加減な像などは、よく見かけますが、体の前屈みと首の付け方までが異なっているのは珍しいのでは?
鐘楼の手前の庭木の中に円光背をいただいた可愛いお地蔵さまが三体並んでいました。 (2019.11)

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