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小さな童顔の六地蔵が墓地を見守ります

影向山円住院 毘沙門寺 狛江市駒井町1-6-10

小田急線・狛江駅の東1000mのところにある天台宗のお寺です。都道11、小田急バス<六小通り入口>が最寄りになります。
東面する道から山門を入ると正面に本堂、右に庫裏、本堂裏が墓地となっています。南に隣接して日枝神社となっています。
本堂の左手前には墓地への道を挟んで慰霊塔と鋳造の水子地蔵、厄除地蔵が祀られ、本堂左奥に水屋と六地蔵の雨屋があります。
大きな台座の上に乗っていますが、像高55cm、蓮台込みでも65cmの小さな六地蔵で、赤い頭巾に白い涎掛けをしていました。
像容は左から幢幡、宝珠に錫杖、合掌、柄香炉、数珠、宝珠に施無畏印となっています。幢幡の飾りには「六道能化」と刻まれていました。
奉納の年代は不明ですが、比較的新しいものと思われます。表情は童顔で白い涎掛けには赤糸で梵字が刺繍されています。
墓地は各家の墓域が比較的広く、多くの家の墓地に坐姿の地蔵が据えられているのが目につきます。古いものから新しいものまで、全て南向きで宝珠に錫杖、結跏趺坐か蓮台に腰掛けるような片膝立ての姿です。
きっと何か謂れがあるのでしょうが、不明にして知りません。少し不思議な景色でした。 (2019.02)

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