山門脇に立ち並ぶ昭和後期の六地蔵
浄叡山 傳重寺 東京都町田市木曽西5丁目19−6
小田急小田原線・町田駅の北北西3.5kmのところにある浄土宗の寺院です。
町田街道の木曽バス停が最寄りで、街道に面しています。
山門を入ると正面が本堂です。山門の右には丸彫地蔵立像、観音?坐像戴角柱塔、庚申塔、左に六地蔵が祀られています。
本堂左、隣の金刀比羅神社との壁際に大きな「水子・子育地蔵」が立派な基壇上に建っていて、左右の段上にたくさんの小さな地蔵が供えられています。
六地蔵はこちらも立派な基壇の上にそれぞれの地蔵名を刻んだ角柱台に置かれています。
大きさは地蔵60cm、蓮台18cm、台石46cm(W 31cm)です。
像容と名前は左から数珠(日光地蔵)、合掌(除蓋障地蔵)、宝珠に錫杖(持地地蔵)、柄香炉(宝印地蔵)、宝珠に施無畏印(宝珠地蔵)、幢幡(壇陀地蔵)となっています。
右横に六地蔵尊の名前と六道での役割を説明した石碑があります。建造年は昭和56年(1981)となっています。多分、六地蔵の造立も同じ年だったと思われます。
山門右の観音坐像戴角柱塔は角柱の上に蓮台に坐した聖観音?を戴くもので、総高は200cmあります。
角柱の正面には「百番供養?」と刻まれています。
右側面には建造年「文久二年(1862)壬戌三月」が、左側面には「當所傳重寺???」と刻まれていました。
角柱下の台石には「念佛講中」、最下段の台石には読み取れませんが、7〜8名の人名が刻まれているようです。
(2025.01)
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