山門前左右で観音様とともにお出迎え
地蔵山 行昌寺 町田市相原町3020
JR横浜線・相原駅の西約2200m、相原駅からバスで町田街道の境橋が最寄りです。曹洞宗のお寺。
街道に面して駐車場と参道があり、山門の石段手前を右に回ると墓地入口への道に通じます。
いる口左に庫裏、客殿があり山門正面の本堂と繋がります。
六地蔵は山門手前の石段の右手前にあります。左には新しい大きな観音立像が建っています。
一石六地蔵も比較的新しいものと思われます。横に風化の進んだ宝珠に錫杖持ちの半跏坐姿地蔵尊像が祀られ、背後に頭部は損傷し、風化の進んだ丸彫六地蔵立像が残されていました。
一石六地蔵は横幅130cm、天地62cmの石に龕を彫り、その中に一つの蓮台に二体ずつ、三組の地蔵を浮き彫りにしています。
像容は円光背を持った童地蔵で、左から柄香炉、宝珠に施無畏印、合掌、宝珠に錫杖、幢幡、数珠の姿で、像高は23cmです。
右手の半跏坐姿地蔵尊の台石には正面に銘が刻まれていることは分かるのですが、読み取ることはできませんでした。左右、裏面は見ることもできませんでした。
背後に建つ損傷の激しい丸彫六地蔵はどうにか二体だけその持物が分かりました。両手で持つ宝珠と数珠です(写真)。
本来の役目を終えたようですが、新しい一石六地蔵を見守っているようです。
(2020.02)
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