六体とも頭部は継ぎ足し修復の後
白布山 慈眼寺 武蔵村山市三ツ木5-32-3
曹洞宗のお寺です。
JR八高線・箱根ヶ崎駅から東に青梅街道が走っています。その峰交差点からかたくりの湯交差点の北側に六地蔵を持つ四ヶ寺があります。そのうちの一つです。
最寄りは立川バス、バス停・峰です。六道山公園の南麓になります。阿弥陀堂とは峰交差点の反対側、北西に当たります。
参道左には明治時代に小学校に供用された校舎のような建物が建ち、正面に本堂があります。手前に寺号が書かれた小さな板が建てられています。
本堂右手からが墓地ですが、その坂道の入り口に墓参者を迎えるように六地蔵が祀られています。
台石には「?寛政七(1795)乙卯歳 十月吉祥日」「武州多麻郡村山三ツ木??」などが読み取れます。
風化はかなり進んでいますが、手や持物の損傷はほとんど見られないのですが、頭部は六体とも欠損してしまい、石団子のようなものを継ぎ足した修復がなされています。
像容は左から宝珠に錫杖、幢幡、宝蓋、柄香炉、数珠、合掌です。
背後の丘陵墓地を一番下で必死に支えているような六地蔵でした。
(2019.09)
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