石質が脆そうに見えますが
瀑布山 常保寺 青梅市滝ノ上町1316
JR青梅線・青梅駅の西300mにある臨済宗のお寺です。
旧青梅街道を西へ行き、青梅街道とぶつかる青梅市民会館前交差点を南へ。青梅市民会館南交差点を東に入った所です。
山門の前に立つと、いきなり三段の台石に乗った如意輪観音と立派な基壇に祀られた六地蔵が迎えます。
境内は正面に本堂と庫裏、左右から奥に墓地が広がります。
六地蔵は像高60cmですが、基壇と台石の載っていますので見上げる形です。
像容と地蔵名は数珠に施無畏印(持地)、宝珠に錫杖(鶏兜)、宝蓋(宝印)、合掌(宝陵)、幢幡(陀羅尼)、柄香炉(法性)です。
比較的珍しい数珠に施無畏印の姿は青梅の延命寺でも見かけました。他の地蔵の姿と名前は異なっていましたが、数珠に施無畏印の姿は名前も持地地蔵で当寺と同じでした。
また、延命寺ほどではないけれど幢幡の飾りが背中に回るほど長いのも似ています。
石質はやや赤みを帯びていて、肌が粗く脆そうに見えます。柄香炉などは少し崩れ始めています。
如意輪観音の台座には大きく「武州多摩郡 青梅村」と刻まれています。
左手、広い方の墓地入口には<開運 招き猫地蔵>を祀った小さなお堂があります。他寺にあったものが当寺が引き取ったものだそうです。墓参は福を招く。
(2019.12)
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