優美な観音菩薩を主尊にした六地蔵
成田山 清宝院 青梅市大柳町1203
JR青梅線・青梅駅の西南600mにある真言宗のお寺です。
旧青梅街道を西に行き、国道411を南に下り青梅街道とぶつかる市民会館南の信号をさらに200m行った右側です。
国道411から石段を登ると正面に山門、本堂が見えます。
石段を途中で左に入ると墓地へ向かう細道があり、大木のそばに六地蔵の雨屋があります。
六地蔵は中央に優美な聖観音菩薩を主尊として左右に三体ずつ並んでいます。
雨屋の奥壁には地蔵名を書いた木札が貼られています。
地蔵名と像容は左から延命地蔵=宝珠に錫杖、破勝地蔵=合掌、不休息地蔵=柄香炉、主尊、護讃地蔵=数珠、辨尼地蔵=宝珠に施無畏印、讃龍地蔵=経巻(写真)です。
木札には「讃龍」地蔵と墨書されていましたが「諸龍」地蔵の間違いではと思います。
地蔵の像高は60cm、「平成十三年」の建造です。
造りの特徴は厚ぼったい手で、柄香炉や経巻を両手で受けるように持っています。
石段の右側に石組みの庭のようなところに、柄香炉を持った丸彫石仏が立っていました。頭髪を左右に垂らしています。聖徳太子の像だと看板にありました。
(2020.01)
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