僅かに笑みを浮かべた六地蔵
貝取山 大福寺 多摩市貝取1-55-1
京王線、小田急線・多摩センター駅と永山駅の中間にある曹洞宗のお寺です。
両駅を結ぶバスの貝取神社前停留所が最寄となります。貝取大通りを挟んで神社と向かい合わせる形で建っています。
山門は二つに分かれた石段の上にあり金属扉です。石段の踊り場は右から左に通る車道になっています。
境内は左に庫裏、右に本堂、さらに右には丘に向かって墓地となっています。
山門入った右に一体の地蔵立像と六地蔵が立っています。また、本堂を背に六地蔵と向かい合うように鋳造の弥勒菩薩坐像が祀られています。
これは多摩市の十三寺が太平洋戦争五十回忌追福供養のため十三仏のそれぞれ一尊を祀っているのだそうです。
六地蔵は像高60cmで、像容は左から宝珠に施無畏印、柄香炉、合掌、数珠、幢幡、宝珠に錫杖の姿です。
台石にも銘は見当たりませんが、それほど古いものではないようです。
六体とも僅かに笑みを浮かべた表情をしています。
足先のところの法衣の僅かに凹んだカーブが造りの特徴でしょうか。
墓地入口あたりには巨木が立ち並んでいて古いお堂もありますが、全体的には綺麗に整備された雰囲気の境内でした。
(2019.10)
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