変則六地蔵と造りの良く似た二体
唐澤山吉祥院 明王寺 多摩市豊ヶ丘1-51-2
小田急多摩線、京王相模原線・多摩センター駅の東600mにある真言宗のお寺です。
上之根大通りから入る道の正面にアバホール、左に進むと山門、境内には本堂や護摩堂が建ち、本堂左奥、京王、小田急の線路沿いに墓地があります。
関係者以外、境内立ち入り禁止なので詳しくはわかりません。
六地蔵はホールから山門に向かう道に沿って祀られています。六地蔵の右には六地蔵とほとんど同じ造りの地蔵立像が二体あります。
像容は左の六体が宝珠に錫杖、数珠、合掌、両手で宝珠、合掌、幢幡です。合掌の姿が二体あります。像高65cmです。合掌の地蔵は頭部が修復されていました。
その右の地蔵は手の部分が欠けていてはっきりしませんが両手で宝珠のようです。この像はやや大きく75cmあります。
石塔などを挟んで右端にある地蔵は合掌の姿です。これも像高75cmです。
しかし、体型、法衣の造りなど左の六体と大変良く似ています。
八体の地蔵像の台石には全て「当所 念仏講中」の銘がありました。年代は見えませんでした。
合掌姿が二体ある六地蔵と寸法は異なるが姿がそっくりな二体の地蔵をどう理解すればいいのでしょうか。
山門左にも良く似た地蔵像と庚申塔などが祀られていました。
(2019.09)
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