古色がついて落ち着きを増した六地蔵
延命山 栄寿院 足立区東伊興4-1-1
尾竹橋通りの西、東伊興4丁目のこの辺りには10ヶ寺ほどが集まる寺町になっています。そのひとつがこの曹洞宗のお寺です。
山門は尾竹橋通りに面しています。石柱鉄扉の山門を入ると正面に本堂があります。本堂の石段の手前を左に行くと墓地です。
六地蔵は石段の横、本堂回廊の前に蘇東坡を背にした小さな船形坐像と船形立像の地蔵二体と共に墓参の人を迎えます。
この地蔵は雨ざらしのため苔がついて古色が出ていますが、平成22年に建造されたものです。
最下段の石台の両端には建造の謂われや人生訓を刻した石板がはめ込まれています。
持物は左から宝珠と錫杖、宝珠と施無畏印、数珠、柄香炉、合掌、幢幡となっています。像高は75cmあります。
丸彫りでも坐姿の地蔵は少ないのですが、横に並んでいた船形浮彫りで坐姿の地蔵はさらに少ないのではないかと思います。(写真右の右)。
(2016.10)
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