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市川團十郎と同居です

日照山易行院 不退寺 足立区東伊興4-5-5

尾竹橋通りの西、東伊興4丁目のこの辺りには10ヶ寺ほどが集まる寺町になっています。尾竹橋通りを西に細道を入ってしばらく行くとあるのがこの浄土宗のお寺です。
境内は右に庫裏、正面に本堂、その左に雨屋があり、その奥が墓地になっています。
雨屋の中には船形の観音立像、船形地蔵立像、その間に二つの石碑が建っています。左の石柱型の碑には「助六の塚」と刻され、七代目・市川團十郎が建造したものと言われています。
それらを背にして六地蔵があります。建造は当寺がこちらに移転してきた昭和初期だと住職の説明がありました。
像高は75cmで、像容は左から柄香炉、合掌、数珠、幢幡、宝珠、宝珠に錫杖の姿です。珍しいのは幢幡を肩に担がないで体の正面に支えて見せています(写真右の右)。
それほど広くない境内では、薄曇りの秋の日差しを浴びての庭木の手入れの最中でした。 (2016.10)

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