瑠璃山 善応寺 足立区興野2-20-5
北は西新井大師、南は荒川、東は東武スカイツリーライン、西は日暮里舎人ライナーに囲まれたちょうど中間にある真言宗のお寺です。
山門手前右に不動明王を浮き彫りにした石塔を祀った小さなお堂があります。境内右手前にはマンション墓のコーナーがあります。正面に本堂、左寄りに庫裏、境内右は墓地、左に四国八十八箇所の本尊を線彫りにした石板が立ち並ぶ一角があり、その奥に薬師堂があります。
六地蔵は墓地よりの雨屋の中におさまっています。
五体は丸彫り立像で、一体は船形光背を持つ浮き彫り立像です。像容は全て宝珠に錫杖の姿ですが、像の寸法、蓮台のあるもの、ないもの、蓮台の形などバラバラです。像高は左の四体が80cm、大きな地蔵は95cm、船形が85cmです。
石柱台と地蔵像の関連はわかりませんが、台石の銘によれば左の四体が「享保三(1718)年と享保七(1722)年」、大きな地蔵が「正徳三(1713)年」、船形が「寛永十一(1634)年」に建造されたことになります。
本堂右手と墓地入口に立派な宝篋印塔が建っていました。
(2017.12)
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