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上下二段に整列です

医王山普門院 慈眼寺 荒川区町屋2-20-12

都電荒川線・町屋2丁目停留所を北にほんの少し歩くと、左手に土塀越しに卒塔婆がみえます。
通りに面した山門を入ると一直線に参道が本堂まで続きます。境内はコンクリート造りの本堂と参道左右の墓地だけという、街中の殺風景な小さなお寺です。真言宗。
六地蔵は入り口近くの左手に、参道に向かって三体ずつ上下二段に安置されています。
像容は上段左から施無畏印に宝珠、数珠、錫杖に宝珠、下段左から合掌、経巻、柄香炉です。像高は95cm。蓮台の上面、地蔵の足先に奉納者の名前を刻んだプレートが埋め込まれていました。
墓地は新たに区画を整理されたようで、立派な仕切り石で区切られた墓が整然と並んでいます。その仕切り石と六地蔵の台石が同じ質のものなので、六地蔵は墓地改修を記念してその後に奉納されたものではないかと思われます。
(2017.07)

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