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諏訪山 吉祥寺 文京区本駒込3-19-17

最寄駅は地下鉄南北線・本駒込駅。周辺には多くの寺院が集まっています。駅の北、本郷通りに面して広大な敷地を持つ曹洞宗のお寺です。山門を入ると左右に大木が並ぶ参道は、本堂に行き着くまでには相当歩かなければなりません。参道の中程までの右側は墓地になっています。
本堂手前は広場になっていて、参道の右側が大きな駐車場、左に墓地が広がっています。
右側の墓地に対応する参道の左には木々の間に隠れるように茗荷稲荷の社、八百屋お七の比翼塚、鋳造大仏、二宮尊徳墓などが並んでいます。
六地蔵は比翼塚と大仏の間の大木2本に挟まれるようにして、石組みの外壁を背負って参道を見つめています。参道からは手前の木の枝に隠れ、うっかりすると見過ごしてしまいそうです。
船形の光背には銘らしきものが刻まれている様子がなく、前面に蓮の飾りを施した台石にも文字らしきものは見当たらないので、建造年代などは何もわかりません。天地は95cmあります
しかし、光背の造り、像の彫り方などにかなり特徴があります。持物では右手に宝蓋を持つ地蔵は左手に歯車のようなもの(法輪)をもっていますし、幢幡を持つ地蔵の左手には数珠が握られていたりして、なんとなく古いもののような気がします。
これまでの見分け方で持物と六道を照合すると、柄香炉(天道)、宝珠・施無畏印(餓鬼道)、宝珠・錫杖(地獄道)、合掌(人道)となりますが、法輪・宝蓋と数珠・幢幡はどちらが畜生道で、どちらが修羅道なのでしょうか。
境内には鐘楼、経堂などの伽藍が立ち、経堂と墓地の境には巨大な石碑が建ち並んでいます。(2016.04)

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