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金瀧山真徳院 無量寺 江戸川区篠崎町3-5-15

真言宗のお寺。江戸川から旧江戸川に沿うようにして走る篠崎街道を何本かの京成バスの路線が通っています。新旧江戸川の分岐点近くにある内沼バス停が最寄駅です。
東側道路に面して参道左右に石柱が建ちます。境内は山門左横に庫裏、右奥に書院、正面に本堂、左に観音堂があります。観音堂の奥、本堂左手は墓地です。
六地蔵は観音堂と本堂の間の墓地への入り口の堂宇の中に安置されています。全体がやや煤汚れのように黒ずんでいますが、銘によれば「平成元年」に奉造されたものです。像高は80cm。少し目尻が上がっていますが、ふっくらとした優しげでしっかりした顔立ちです。
台石には地蔵名が刻まれています。像容と名前は左から数珠で大堅固地蔵、合掌で大清浄地蔵、幢幡で清浄無垢地蔵、柄香炉で大光明地蔵、宝珠に施無畏印で大徳清浄地蔵、宝珠に錫杖で大定智悲地蔵となっています。
六地蔵の左、観音堂の裏手に二体の地蔵菩薩像があります。一体は丸彫半跏坐像で「享保十九(1734)年奉造立」のもの、もう一体は船形浮彫立像で「万治元(1658)年」の銘がありました。丸彫半跏坐像の円光背は欠損していました。
本堂左手前には善龍寺門前石仏の堂宇があり丸彫地蔵立像、船形観音立像、庚申塔が安置されていたり、他にも石仏、石塔が多く見られました。 (2017.11)

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