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右足を一歩踏み出す童六地蔵

如意山 観明寺 板橋区板橋3-25-1

都営地下鉄・板橋区役所前駅の東、旧中山道仲宿の信号を右に旧中山道を行くと、通りの左に寛文の庚申塔堂宇と観明寺の石柱門があります。真言宗のお寺。
庚申塔は、寛文元(1661)年に造立されたもので、青面金剛像が彫られています。
山門までの左右が駐車場、山門内も左に駐車場と稲荷神社、右に観明寺会館、正面に本堂、墓地はその裏手になります。
六地蔵は参道右、会館の前に並んでいます。造りはいわゆる童六地蔵ですが、右足を一歩踏み出す姿となっています。新しく造立されたもので、台石の銘板によれば平成25年。説明では「わたしたちのもとへ 急いで向かうお姿」なのだそうです。
表情と顔の向きが異なっています。中央の二体は瞑想顔ですが、左右の四体は笑顔になっており、目の造りを変えてあります。また左右両端の地蔵はやや内側に顔を向けています。
地蔵名と像容は左から地蔵菩薩(宝珠に錫杖)、宝掌菩薩(合掌)、宝処菩薩(柄香炉)、宝印手菩薩(数珠)、持地菩薩(宝珠に施無畏印)、堅固慧菩薩(経巻)で、像高は47cmです。 (2017.09)

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