平成生まれの鋳造六地蔵 音水山観音院　長伝寺　葛飾区東水元3-16-11 埼玉県三郷市との境界になっている広大な水元公園近くにある真言宗のお寺。山門を入ると境内の左右が墓地となっています。 左墓地と本堂の間に「涅槃寂静」と号を掲げた立派なお堂があり、本堂に向かった壁面に鋳造で光輪をもった六地蔵が石像の地蔵菩薩を中央に挟んで並んでいます。 像の下の台石に六躰それぞれのネームプレートが付けられています。 像容と地蔵名は左から宝珠に錫杖・地蔵菩薩（地獄）、合掌・宝掌菩薩（餓鬼）、柄香炉・宝処菩薩（畜生）、数珠・宝印手菩薩（修羅）、宝珠に施無畏印・持地菩薩（人間）、幢幡・堅固慧菩薩（天道）の順です。 中央に祀られている錫杖と宝珠をもった姿の円光背の地蔵立像は宝暦13（1763）年に造立されたものだそうです。品格のある立派な顔立ちの地蔵菩薩です。 六地蔵と涅槃堂は平成15年の建立と記されていました。 （2016.01） 六地蔵巡りに戻る