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聖徳太子のお側に控えています

業平山南蔵院 東泉寺 葛飾区東水元2-28-25

天台宗のお寺です。
JR常磐線、地下鉄千代田線・金町駅の北1200mくらいのところにあります。最寄りのバス停は「しばられ地蔵」です。
山門の一区画手前の住宅の角に「天台宗業平山南蔵院」と刻された大きな石柱が立っていて、ここからが参道だと示しています。
山門を入って境内左が寺務所で、軒下に幾つものだるまが並べられていました。その奥が本堂、右手に聖徳太子堂、山門正面にしばられ地蔵堂(写真)と地蔵堂があり、山門すぐ右に鐘楼となっています。
墓地は本堂裏から境内北側に大きく展開しています。
六地蔵は本堂と聖徳太子堂に間にある墓地入口の太子堂寄りにあります。お堂のそばにポツンと石幢が立っているだけなので、あまり注目を浴びないだろうと思われます。
笠の上に宝珠を載せた有蓋石幢です。高さ140cm、柱は80cmで、浮彫像は45cmあります。
像容は正面から右に宝珠に錫杖、合掌、宝蓋、蓮華、両手で宝珠、幢幡となっています。
宝珠と錫杖持ち地蔵の両横には「?????倉院秋岸覚誉居士??」「延宝二(1764)?寅天八月廿八日」との銘が読み取れます。
「しばられ地蔵」「結びだるま」で知られるお寺だそうですが、地蔵堂の裏手にあたる庭には「水琴窟」などがあって気持ちを和ませてくれます。 (2019.12)

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