錫杖はどうしたのでしょうか。誰かのいたずら？ 明王山不動院　北区西ケ原3-23-2 地下鉄南北線・西ケ原駅の近くにある真言宗のお寺。本郷通りから南に入るいく筋かの細道はやや判りづらいです。 山門は西ケ原三丁目の信号があるやや広い道路に面しています。正面に向かって境内は上り坂になっています。奥の一段高いところに本堂、その左に寺務所となっており、その左を回って奥が墓地のようです。 六地蔵は山門左の外壁に作られた額縁のような空間に、通りに向かって祀られています。白壁を背に新しく白い六地蔵が行儀よく並んでいる姿は、清々しく感じられます。 像容は左から宝珠に錫杖、合掌、数珠、柄香炉、宝珠に施無畏印、経巻ですが、錫杖地蔵の錫杖がありません。右手は金属製の錫杖を握っていたと思いますが、穴があいたままでした。 像高は75cm（蓮台込みで90cm）あります。 やや硬い線の彫りですが、頭部は綺麗に磨かれてピカピカでした。 本堂にあがる石段のそばに観音立像を線彫りした板碑が建っていますが、その陰に「碁→」と彫った石が目につきました。住職は有段者？ （2018.03） 六地蔵巡りに戻る