大きな笠を支える六面塔六地蔵
白王山 福性寺 北区堀船3-10-16
都電荒川線・梶原駅から隅田川に向かって北上したところにある真言宗のお寺。白山神社の隣に参道が始まる石柱が立っています。石柱の左には延命地蔵のお堂があります。
参道を進んで青い瓦屋根の山門を入ると同じく青い瓦をいただいた八角屋根の本堂があります。境内左が墓地になっています。
山門を入ってすぐ左に、三基の船形地蔵に挟まれて、大きな笠をかぶった六面塔六地蔵があります。塔自体の大きさは120cmあり、浮き彫りの六地蔵の像高は40〜50cmです。
像容は柄香炉、宝蓋、幢幡、宝珠と錫杖、両手で宝珠、合掌となっています。丸顔で幼さが残る表情ですが、口元はしっかりしています。
六面それぞれの船形に当たるところに奉納理由と年号が記されていますが、はっきりとは読み取れません。かろうじて二面に「文政5(1822)年」と「文政7年」の文字が見えました。
(2016.02)
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