円光背をもった品のある美しい顔のお地蔵さん
神谷山 専福寺 北区神谷3-32-11
北本通りと環七通りが交差する神谷陸橋の近くにある真言宗のお寺。北本通りの東、印刷会社と家具会社の裏手は隅田川が流れています。
昔は南からの道が参道だったのではないかと思われますが、現在は西門からの出入りとなっているようです。
参道を挟んで境内の左右は墓地になっています。墓地が終わったところに石柱門があります。
六地蔵は石柱門の手前左のお堂の中に祀られています。
石柱の台石の上部に1字ずつ「梵字・出・世・地・蔵・尊」、その下に供養者名でしょうか「川越市◯◯」「豊島町◯◯」「十条町◯◯」などと地名と名前が各台石に刻まれています。
地名から推測すると明治時代以降ではないでしょうか。
像容は左から数珠、宝珠に施無畏印、合掌、柄香炉、宝珠に錫杖、幢幡となっており、像高は63cmです。
ほとんどが墓地というやや雰囲気にかける境内の中にあって、円光背をもった品のある美しい顔のお地蔵さんです。
(2018.03)
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