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六面柱六地蔵と境外墓地六地蔵

当智山重願院 本誓寺 江東区清澄3-4-23

地下鉄半蔵門線と大江戸線・清澄白河駅のすぐ近くにある浄土宗のお寺です。清澄庭園の隣の一区画です。ここには浄土宗3寺、臨済宗1寺の4ヶ寺があります。
清澄3丁目の交差点を清澄橋通り左側を清澄橋方向に歩いて数十歩、建物が途切れた間に路地のような参道があります。清澄庭園の右手前が本誓寺です。 門を入って正面が本堂、右が庫裏。境内は狭く、門鉄扉の左に六面柱六地蔵と新しい観音立像があり、門の右手に石造迦楼羅立像が入った堂宇があります。
六面柱六地蔵は六角形の台石の上に蓮台を積みその上に六角柱という形になっています。柱は約70cm、地蔵を浮き彫りした面は幅約15cm、天地60cmで像高は45cmあります。
像容は幢幡、宝蓋、柄香炉、数珠、宝珠、施無畏印に錫杖となっています。かなり古いものと思われますが、六角の台石が土に埋もれていて、鱗紋のような三角の印と僅かな文字が見えるだけで内容まで読み取れませんでした。
石造迦楼羅立像は朝鮮・高麗時代の作と推定されるもののようですが、来歴ははっきりしないそうです。
三叉の火炎光背と二翼を持ち、横笛を吹く姿は甲冑を着けてはいるものの、可愛い児童のようにも見えます。江東区の登録文化財です。
花立の花は萎れていましたが、線香置きの前には「淡麗・極上生」の缶ビールが一つ供えてありました。
帰りに参道を引き返す時、寺と反対側の境外墓地の奥に万霊供養塔があり、その台の上に六地蔵が祀られているのに気付きました。「墓地内無断立入禁止」なので、住職に声をかけて撮影の許可をさもらいました。
丸彫立像で、合掌、数珠、柄香炉、幢幡、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖の姿です。像高は上手く測れませんでしたが75cmくらいでしょうか。
それぞれの地蔵の背中にはそれぞれの奉納者の名前が刻まれています。造立年は平成11年1月1日となっていました。
(2017.07)

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