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修復の痕が痛々しい六地蔵

稲荷山小名院 宝塔寺 江東区大島8-38-32

真言宗のお寺。旧中川と小名木川の合流点から少し入った小名木川の土手下の地域です。川の向こうには東砂の都営アパート群が景色を塞いでいます。
大きなマンションに面した通りに面して山門があり、山門の数十メートル右、小名木川寄りも入り口(南門?)となっています。境内に入って正面が本堂で左手には立派な門構えがあり、それが墓地の入り口になっています。
墓地とは反対の境内右手の山門と南門の間の道路側の一角に、塩 なめ地蔵と六地蔵のお堂が建っています。二つのお堂を囲む柵囲いの中に梅の木が植わっていて、季節を迎え花をつけていました。
六地蔵はどれも損傷が激しく修復の痕が痛々しく残っています。火事にでもあったのか全身が黒い2躰は持物が残っていますが、他の4躰は持物も衣もはっきりしません。推測するに左から幢幡、合掌、柄香炉、錫杖、不明、錫杖と思われます。像高は85cmです。
(2016.02)

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