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覗き見したお寺にも六地蔵は祀られていました

光明山良信院 江東区三好3-7-5

三好地区には多くの寺院が集まっています。そのほとんどが浄土宗のお寺です。
地下鉄大江戸線、半蔵門線の清澄白河駅を右手に清澄庭園を見ながら清澄通りを南へ。深川江戸資料館への道を過ぎて2本目の通りを左折、三好三丁目交差点近くにある浄土宗のお寺。
門を入るとすぐ本堂・信徒会館の建物。建物の右手から本堂裏の墓地に通じる人一人が通れる細い道があります。
建物を背にして表の塀との間の狭い空間に六地蔵が安置されています。ちょうど墓地への細い道の入り口にあたる場所です。
資料では墓地は神田に移転した神田寺が残したものだそうで、地図上にも神田寺東墓地と記されています。
良信院の墓は昭和の終わりころ信徒会館内にロッカー式墓地を作ったようです。この六地蔵は平成6年、町内会が願主として奉納されたものなので、新墓地での精霊供養のために建てられたのではないかと思われます。
像容と名前は手前から宝珠に錫杖(除蓋障地蔵・天道】、合掌(日光地蔵・人道)、柄香炉(持地地蔵・修羅道)、記念塔を挟んで幢幡(宝印地蔵・畜生道)、宝珠に施無畏印(宝珠地蔵・餓鬼道)、数珠(壇陀地蔵・地獄道)となっています。像高は蓮台込みで76cm(像のみ62cm)です。
一見、門と本堂だけのようだと覗き見したお寺にも六地蔵は祀られていました。一寺一寺、心して「六地蔵巡り」をしなければと思いました。 (2017.08)

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