仕草の可愛い六地蔵
龍徳山雲光院 江東区三好2-7-14
三好地区には多くの寺院が集まっています。そのほとんどが浄土宗のお寺です。
地下鉄大江戸線、半蔵門線の清澄白河駅を、右手に清澄庭園を見ながら清澄通りを南へ。深川江戸資料館への道を過ぎて2本目の通りを左折、三好三丁目交差点近くにある浄土宗のお寺。
德川秀忠の娘・和子が後水尾天皇の中宮となる際に御母代を務めた阿茶局の墓があり、その墓塔である石造宝篋印塔は区指定の有形文化財になっています。
門を入ると正面に本堂、左に庫裏があります。右手本堂横に回ると外廊下下に石版や石造が安置され花が供えられています。本堂右手の墓地入り口に小さな六地蔵が手前の植木に隠れるようにして墓参者を出迎えます。
新しく奉納されたと思われますが、造年はわかりません。像容は左から合掌、経巻、宝珠に錫杖、左手を上げ右手に香炉、両手に宝珠、数珠の姿です。
蓮台を入れても40cm(像のみ33cm)ばかりの地蔵ですが、首を傾げたり余所見をしたりと仕草の可愛い六地蔵です。
それぞれの地蔵の前にはお餅のように白くて丸い石が供えられており、真ん中のは三段重ねのお鏡餅のように見えますが、賽の河原の石と石積みなのでしょうか。
港区三田の玉鳳寺で出会った六地蔵が、各地蔵各様のポーズをとっていたのを思い出しました。
(2017.08)
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