阿弥陀如来を中央に三地蔵と三観音
成就院 目黒区下目黒3-11-11
下目黒には6寺院ありますが、そのうちの一つです。本尊が3匹の蛸にささえられる蓮華座に乗る薬師如来像であることから、蛸薬師とも呼ばれている天台宗のお寺です。
境内は狭く山門を入るとすぐ本堂です。本堂の側面に沿って大きな7体の石像が建っています。
徳川二代将軍秀忠公の側室、お静の方の発願で奉納されたもので「お靜地蔵尊」と呼ばれているのだそうです。
像は左から金剛願地蔵、金剛幡地蔵、金剛宝地蔵と地蔵菩薩が3体と中央に阿弥陀如来、右に十一面観音、聖観音、准胝観音と観音菩薩が3体となっています。
六道の衆生を済度する六体の観音信仰もあり、ここでは両方の信仰が入り混じっているようです。
ちなみに十一面観音=修羅道、聖観音=地獄道、准胝観音=人間道となるそうです。地蔵菩薩の方は金剛願地蔵=地獄道、金剛幡地蔵=修羅道、金剛宝地蔵=餓鬼道となります。(2016.03)
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