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丸彫六地蔵と二石板六地蔵が山門脇に

南池山円光院 貫井寺 練馬区貫井5-7-3

西武池袋線・中村橋駅から中杉通りを北上して目白通りを越えたところにある真言宗のお寺。
目白通りからの広い山道を少し入ると朱塗りの山門となりますが、その左には馬頭観音や千手観音、「子ノ聖観音」の石碑や地蔵菩薩立像ほか石仏群が、右には大きな地蔵菩薩立像と丸彫り六地蔵、さらに二石に別れた浮き彫りの六地蔵がずらりと並んで参詣者を出迎えてくれます。
どれもかなり古いもののようです。
六地蔵の左にいる大きな錫杖と宝珠の地蔵立像は「享保6年(1721)」の奉造で、165cmもあります。六地蔵の台石には「武州上練馬貫井村」「奉造立地蔵菩薩 貫井講中」などの文字が読めますが年代がわかりますん。苔のむし具合などから見て大きな地蔵とほぼ同じ年代に造立されたのではないかと思われます。
右手の二石六地蔵は「安永6年(1777)」「講中十五人」の文字が読めます。 石板の大きさは各々幅、高さとも75cmの正方形 で、像高は47cmです。
丸彫りの並びは左から両手数珠、両手宝珠、如意、柄香炉、合掌、宝珠に錫杖となっており、石板浮き彫りの方は幢幡、宝珠と錫杖、宝蓋、柄香炉、合掌、両手数珠となっています。
山門内は正面に本堂、右に鐘楼、左に弘法大師像、不動明王像、石塔が並びその後ろが墓地となっています。
本堂左には観音堂があり「子ノ聖観音」で親しまれた十一面観音菩薩が祀られています。何故か馬の守り神・馬頭観音として信仰されたようです。 (2016.03)

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