本堂前に巨大な船形一石六地蔵
如意山金乗院 萬徳寺 練馬区錦2-4-28
環状8号と川越街道が交わる練馬北町陸橋の南にある真言宗のお寺。
東武東上線・上板橋駅から金乗院近くまでバスがあるとの情報を得ていたのですが廃路線となってしまっていました。仕方なくタクシーで。
都内によく似た船形一石六地蔵碑が二つあると参考書にあったので来てみました。もう一つは豊島区の西福寺にあります。
こうした石碑は墓地内の片隅にあったりすることが多いので、広い墓地なら見つけられるか心配しましたが、幸いにも境内の真ん中、本堂前にありました。
この碑は明暦2(1656)年の造立で六地蔵像の下に16名の願主の名前が彫られています。光背には「豊島郡練馬本村」「奉新造立六地蔵大菩薩為二世安楽祈」「明暦二年」の文字が読み取れます。練馬区の民俗文化財に指定されているそうです。碑だけで150cmあり、蓮台を含めると170cmになります。像の高さは33cmです。
六地蔵の像容は左から幢幡、宝蓋、数珠、合掌、宝珠、錫杖の姿です。幢幡と宝蓋を錫杖より高々と支え持っている姿が特徴的です。
寺号を刻した立派な石柱のある門をくぐって参道を直進すると赤い柱の山門があり、境内が広がります。右に大師堂、正面に本堂、左に鐘楼と駐車場があります。本堂左から裏手にかけて墓地が広がっています。
(2016.02)
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