「元禄」「享保」二つの元号が
医王山不動院 荘厳寺 練馬区氷川台3-14-26
真言宗のお寺。地下鉄有楽町線・氷川台駅の平和台寄りの出口を出て、交差点を北東(城北中央公園)方向に行き、氷川台駐在所前交差点を東に折れると公園手前が東の入口です。
石柱門を入ると一直線の参道が続き、その正面に本堂があります。本堂右に庫裏、左に光明堂となっていて、光明堂の前に南門、その東寄りが鐘楼です。墓地は南門を出て左手にあります。
六地蔵は南門の外、鐘楼との間の壁際に墓地を背にして安置されていました。船形光背を持つ浮彫り立像で大きさは約80cmです。
像容は左から合掌、両手に宝珠、柄香炉、幢幡、数珠、宝珠に錫杖です。建造年は左の二体が「元禄15(1702)年」、右の四体が「享保13(1728)年」でした。
左の二体は像年は同じですが、造りは少し異なっていました。一番左のものは蓮台の花びらに「敬白」の文字が刻まれていました。他のものは船形光背の左下に刻まれています。
光明堂の前に「童女観音像」が、六地蔵の反対側に蓮台に左足を食い込ませた趺坐姿の地蔵が祀られていました。
墓地は境内南東角の他に東門を出て通りを隔てた境外墓地の二箇所になっています。
(2017.06)
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