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造りにはバラツキがあるも、持物は揃っています

自性山蓮耀院 宝泉寺 大田区南六郷2-26-12

真言宗のお寺です。京浜急行・雑色駅の東南約700mの所にあります。
境内の南半分に本堂や寺務所の建物があり、北半分が墓地となっています。
六地蔵は墓地の東南角、寺務所右横の通路奥にあります。
太い丸柱2本に支えられた銅板葺屋根の覆屋の中には与願・施無畏印の釈迦如来立像と六地蔵が祀られています。
六地蔵の像容は左から幢幡、宝珠に錫杖、宝蓋、柄香炉、合掌、数珠です。
像高は釈迦如来が100cmで六地蔵は50〜55cmです。六地蔵は寸法や造りが異なっているようですが、持物は一通り揃っています。
釈迦如来の衣には「念佛供養 ・行三十人/武州六江・・(村) ・・・/寛文九己酉天(1669)/三月十五日」の銘があります。
六地蔵の三つの台石には「奉造立地蔵(尊)/延享元甲子年(1744)/八月十四日」、他の一つには「奉造立地蔵(尊)/妙幻・・/幻覚童・」の銘がありました。
釈迦如来立像の左に、薦被りの酒樽のようなものが供えられ?祀られ?ていました。縦は太縄で十文字に縛り、樽上部には細い縄で横に縛ってあります。
銘が刻まれていますが、読めませんでした。一体なに?
落穂拾いのように、23区内で見落としていた六地蔵を訪ね歩いています。あといくつ見つけられるでしょうか。 (2021.06)

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