ついでに立ち寄って出会った六地蔵
龍寳山知行院 常楽寺 世田谷区喜多見5-19-2
天台宗のお寺。小田急線・成城学園前駅からのバスで多摩堤通りの次太夫堀公園が最寄りバス停です。都道428号線との交差点を428号沿いに少し南西に行ったところにあります。
以前は瓦屋根付きの山門だったようですが、訪ねた時には小さな木柱門でした。境内は左手前に鐘楼、その奥に影向殿、正面に本堂、その右に庫裏となっています。
影向殿と本堂の間を入ると墓地に出ます。
ちょうど墓地の入り口、本堂裏に瓦屋根の堂宇があり、六地蔵が祀られています。
立派な二段の台石の上に建っていますが、像高が63cm、蓮台込みでも83cmとやや小さめですので、堂宇の広さが目立ちます。
像容は左から合掌、幢幡、柄香炉、宝蓋、数珠、宝珠に錫杖です。造りは幢幡、宝蓋の飾り部分が立体的になっているのと、幢幡を持つ右手が手の平が見える<受け手>の持ち方になっているのが、造りの特徴です。耳たぶの造りに誇張のない普通の耳の形になっています。全体にしっかりした男児顔です。
台石には「◯◯家先祖代々菩提」とともに「昭和十三年」の銘がありました。
堂宇の左隅に小さな古い宝珠に錫杖姿の地蔵立像が祀られていて、こちらにも花が上がっていました。
偶にあることですが、序でに立ち寄ったところで六地蔵に出会えました。暑さを堪えての頑張りへのご褒美でしょうか。
(2018.06)
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