黒っぽい地蔵に赤い帽子と前垂れが強烈な印象
喜楽山教令院 慈眼寺 世田谷区瀬田4-10-3
東急田園都市線、大井町線・二子玉川駅の北、厚木街道(玉川通り)が環八通りと交差する瀬田の交差点までの区間に数ヶ寺が点在します。そのうちの一つで真言宗のお寺です。
二子玉川駅から約1km、二子玉川小学校沿いの商店街をまっすぐ北に突き抜けたところです。
左右・表裏に大きな四天王像を祀った立派な山門をくぐると、正面に本堂、右手に庫裏、左手に墓地という境内配置になっています。
本堂手前右に手洗い場、左に墓地入り口があります。参道に沿って水屋、六地蔵が並びます。
像容は左から合掌、如意、柄香炉、宝蓋、宝珠に錫杖、数珠です。ほとんどの地蔵の顔面は損傷しており、また衣の襞などは彫りが薄く、見難くなってしまっています。像高は63cmで小さめです。
黒っぽい地蔵に赤い帽子と前垂れが強烈な印象を与えます。
厚木街道の反対側にある行善寺を建てた長崎重光(行善)の弟・長崎四郎左衛門が崖下の修験所を台地に移してお堂を建て慈眼寺としたといわれています。
(2018.06)
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