大きな雨屋の下に小さな六地蔵 鎌田山吉祥院　地蔵寺　世田谷区鎌田1-20-1 砧公園の南にある真言宗のお寺。小田急線・和泉多摩川駅と東急田園都市線・二子玉川駅を結ぶ都道11号線とこちらも都道11号線＜多摩堤通り＞が合流する天神森橋信号の南に位置します。 左隣に鎌田天神社の社があります。 境内は正面が本堂で庫裏は右につながっています。山門すぐ左手に小さめの鐘楼が建っています。本堂左側から裏が墓地になっています。 整備中の墓地手前に立派な瓦屋根を持つ大きな雨屋があり、その下に小さな六地蔵が一基の庚申塔とともに安置されています。 像高は52cmで、蓮台を含めても63cmしかありません。像容は左から宝珠に錫杖、合掌、数珠、宝蓋、幢幡、柄香炉となっています。 顔の造りはまん丸に近く、鼻筋の通った柔和な表情ですが、やや額が狭いように思います。耳の形にも特徴があります。法衣の後ろ襟（僧綱襟）がしっかり造られています。 六地蔵の台石の前面には銘が刻まれているようですが、ちょうど三基の香炉台に隠れてしまい判読できませんでした。 境内の大半が整備中だったこともあり、殺風景な墓地に六地蔵の雨屋がやけに目立ちました。 （2018.06） 六地蔵巡りに戻る