医光山 円照寺 新宿区北新宿3-23-2
JR中央・総武線を挟んで淀橋卸市場の反対側に位置する所にある真言宗のお寺。
表通りに面して寺号を刻した石碑が参道右に建っています。参道を入って山門を抜けると境内左に鐘楼、正面に本堂、右に庫裏があります。
本堂手前を左に入ると左手に水屋があり、右手に三界万霊塔が祀られています。
墓地への道はその奥、閻魔堂との間となっています。
六地蔵は万霊塔の墓地への道面に船形光背浮彫りと丸彫り立像の二組が祀られていました。
どちらも年代不明ですがかなり古い造立と思われます。
船形六地蔵は像高65cm、丸彫り六地蔵は像高80cmです。どちらも古いものの上に何枚もの前垂れを重ねてつけているので持物は見えません。
内側の前垂れは湿っぽく、像にまとわり付いていて、暑さ寒さよけの虫の住処になっています。気味悪さをこらえて捲り上げて調
べてみました。
像容は船形の左から幢幡、宝珠・錫杖、両手で宝珠、柄香炉、合掌、数珠で、丸彫りは蓮華?、両手で宝珠、数珠、宝珠・錫杖、合掌、宝蓋です。
童子顏の多い地蔵菩薩ですが、ここの丸彫りの地蔵はしっかり「小父さん顏」でした。
この地は平安時代の地頭・柏木右衛門佐頼秀の居館跡といわれ、その桜が接木され残されていて、右衛門桜と呼ばれているそうです。(2016.08)
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