四谷山　長善寺　新宿区四谷4-4 新宿通り・四谷３丁目と４丁目の交差点の中間にある曹洞宗のお寺。通称「笹寺」と呼ばれています。山門は新宿通りに面しています。 参道を入ると大鳥居のような門があり、正面に本堂があります。本堂左から墓地に向かいますが、道筋左に「蟇塚」と中央に丸彫坐姿地蔵を戴いた万霊供養塔があります。「蟇塚」は慶応大学医学部の実験に供された動物供養のための塚です。 万霊供養の石造物群の最前列に小さな船形光背の地蔵が六体並んでいて、前垂れをつけてもらっています。右端の地蔵は合掌の姿ですが他の５体は宝珠に錫杖の姿です。寸法も建造年代もバラバラですが、一応六地蔵として祀られているようです。 船形の大きさは50cmから60cmで、建造の年代は判る三体が「元禄（1688ー1704）」「宝暦（1751−1764）」年間のものです。 ここには徳川秀忠の念持仏と言われる「めのう観音像」が宝物として納められているそうです。 （2016.11） 六地蔵巡りに戻る